アルコール消毒

コロナ禍の中であっという間になくなったと騒がれたものの1つの「アルコール消毒」がある。
最近では、コロナが感染症5類に下げられたことによって、限定的になってきたように思う。
しかし、逆にインフルエンザが猛威に奮っているこの頃に感じることを…。

マスクもそうだが、医療従事者がよく言う「うがいと手洗いの徹底」は、最近ではCMも含めて広告が見られなくなっているように感じるのは、わたしだけ???
学級閉鎖に追い詰めるようなインフルエンザの罹患数の異常さに、医療従事者の苦労を考えてしまう。

コロナ前の例年ではインフルエンザが流行すると「帰宅したら、うがいと手洗いをしなさい」と言っていた親もうるさいほどいたはずなのに、今年の増え方は異常であろう。

そこで、よくよく観察してみれば「アルコール消毒」の使い方も手洗いと一緒で、丁寧に消毒している人が少ないことも気になっているのだ。
インフルエンザの流行時期に徹底していた「手の洗い方」や「うがい方法」もコロナ禍で忘れられたような気がするのだ。本当にマスクだけが対策ではないことを気付いていないことにも…。

それだけ、コロナ疲れの膿がインフルエンザとして日本に起きているのかなと思ったりもする。
「アルコール消毒」を設置する側(医療機関だけではなく、店も含めて)も、予防対策費用としてお金をかけているので、丁寧に使って欲しいと思うのはおかしいのだろうか?
手が触れる部分だけの消毒ではなく、手首から爪・掌・手の甲まで万遍なく消毒してこそ、物の扱い方もお互いにキレイに扱えるのではないかと考えるのはおかしいのだろうか?

日本が得意とする「おもてなし」に感謝を忘れている日本人も、外国人化したのかと悲しくなった。
もう一度、原点に立ち戻ることを大人にも必要ではなかろうかと思う。