FAX不要論

河野行革相の発言で、ハンコに続いて「書面やFAXをやめたい」との発言について…
行政手続きのオンライン化推進に意欲的のようだが、FAXまで不要とするのはいかがなものかと思う。
どういった過程で不要にするという理由付けがなっていないので、腹立って仕方がないのだ。

聴こえない人の生活では、FAXは必要な道具であることを…。
日常生活のなかでメールの「問い合わせ」を活用するが、返事が1週間以上も来ないことが多くある。
また、何回も問い合わせても繋がらないこともよくある。
これは、メールアドレスが相手のパソコンで拒否されたり、迷惑メールに入ってしまう。
迷惑メールボックスまで確認をする相手は、未だに少ない。
このようなケースでは、聴者は電話ができるが、聴こえない人はFAXで問い合わせるしかないのだ。

昔の「ろう者あるある」ではないのだが、
FAXと電話の回線を分けていればいいが、同じ回線では受話器を取られると繋がらなくなることもある。
このような最悪なケースになると直接行くしか方法がなくなるのだが、場所によっては不便が重なって諦めざる得なくなり、損をしたりすることもある。

こういうところで「差別」しているんだよと訴えたいのだが、国までは届かないよなぁ~。
聴こえないひとにも困らない媒体に何があるのかということを考えたことがあるのかなぁ???

FAXも進化していることを知らない聴者もいるだけに、先行してオンライン化するのはおかしいと思う。
また、今でもパソコンが使えない高齢者や若者にオンライン化でメリットがあるように思えない。

オンライン化を図る前に、1世帯に最低1台のパソコンを配給して誰でも使いやすいプログラムで最低のことができるようにする社会構築を、まず進める必要があるんじゃ???と思うのは、わたしだけ?
マスクを配布することができたのだから、パソコンもできるのでは?って突っ込みたくなる。

いつでも、国民の声も聞かずに政策を進めるから信用を落とすんだよ~。と言いたいし、
国民に納得できる説明ができる議員って、どのくらいいるのだろうか?と思ってしまうし、
お先真っ暗の政策に振り回されることに慣れてしまった国民にどのように変えていくのかが課題ですなぁ~。
今日は、愚痴だらけでごめんなさい…