カミナリ⚡

特別警報級といわれている10号の台風の影響なのか、自宅周辺の上空にも轟きが続いた雷。
これまでにも雷を経験しているが、5分以上の長い時間を轟かせた雷は記憶にない。
ましてや、ろう者の私たちでもびっくりするくらいの大きな轟きで、身体にまで響く雷だった。

聴者にしてみれば、怖いものの1つと聞かれるが、ろう者は聴こえないために恐怖とまで行かない。
窓際で平気に雷をみているものだが、落雷による停電は不安になることがある。
今回は、午前中に鳴り止んだので『良し』とするが、日暮れ以降の雷は困ってしまう。
警報などの情報が途切れたり、復旧時間が長ければ長くなるほど、暗闇にいなければいけないからだ。

携帯やスマホもなかった頃は、自宅以外の慣れない場所で起こると、不安や恐怖が高まっていたものだ。
今は携帯やスマホのバッテリー切れがない限り、情報確保ができるので、ひと昔ほどの不安は解消されたが、日暮れからの就寝時間までの過ごし方がヤバいのだ。
夕食が、お化け屋敷みたいなことになることも…。(ろうそくがユラユラしていると怖くありません?)

これも、自宅ならランタンとか懐中電灯などで解消できるが、自宅以外では方法がなくなってしまう。
そのため、私たちは常駐備品として、携帯懐中電灯を持ち歩いている。

例えば、雷鳴で避難する場所を間違えると命取りになること…。
ひと昔は、木の下でも大丈夫と言われていたが、今じゃ危険といわれている。
一番安全な避難場所は、建物の中。公園のようなところでは、木から離れて芝生に伏せるとか…。

そして、バケツをひっくり返したような雨。
熱帯化しつつある日本にも、そのような現象がここ数年で増えてきたように思う。
この雨も、やはり危険があるのに、何かと余計な心配をして外に出る人たちがいる。
その行為は、もはや自分の命を捨てるようなものだと…。外に出るとしても、玄関までだと思う。
川の氾濫、海の高波など、場所による危険を察していく必要もあるが、まず考えることは、
・自宅周辺の地形がどんなところか
・過去の経験から危険を感じた記憶情報の有無
を知っているか、覚えているかで、自分なりの避難対策が整っていくのではないのかなぁと思う。

このように、日々の情報も変わりつつあるので、それもきちんと把握しないとえらいことになる。
いろいろな経験と情報が、自分を守る術を身につけていくのだ。
皆さん、日々の命は大切にして、危機予知能力を磨いていきましょう???