癌検診と人工内耳
癌検診で引っかかるとMRI検査も受けなければいけないのだが、このときの注意事項に「人工内耳」をはじめ、刺青・人工関節・義眼・インプラントなどの金属類が身体の中に埋め込まれているとMRI検査は受けられないようだ。
幸いに、わたしの身体には金属類を埋め込んでいないので難なく検査ができるのだが…
この時に思ったことを…
最近の聴こえない子どもに「人工内耳」を埋めて聾学校に通わせていると聞く。
子どもに選択肢も与えずに埋め込むにあたって医者からの説明があるはずだが、このようなケースがあることを親は承諾していたのだろうか?
もし、知らなかったのであれば、大きな問題で課題でもあると考える。
自分の意思で「人工内耳」を埋めたのなら自己責任だが、2人に一人は何らかの癌になるという確率のなかで親の一存で子どもに「人工内耳」を埋めることは、逆に命を縮めさせていないだろうかと…。
また、聴者と同等の会話を「人工内耳」で補えることを期待しすぎていないかといえば、相当の訓練をしない限り難しいだろう。100パーセントではないはずだ。
大人になってから「人工内耳」を埋めたという知人がいたのだが、
その人曰く、訓練に時間をかけても友達との会話はなかなか難しいと嘆いていた。
手話か筆談をしてもらわないと難しいなぁとも。
莫大なお金やリスクをかけたにも関わらず、訓練だけで時間が過ぎていくのは虚しいということも…
つまりお金には代えられない大切な時間や人間関係を「人工内耳」のために失くしてしまうリスク、何らかの病気で検査を難しくしてしまうリスクなどもよくよく考えて、選択肢を狭くしてしまうことのないようしてもらいたいと思うのは、おかしいのだろうか???