ノンカフェイン

コロナ禍のなかで、健康を意識するようになっている話がチラホラと聞かれる昨今だが、ある店主さんの話を聞けば、オーガニック食品しか置かないという。
そして、お茶や珈琲も有機物で「ノンカフェイン」がお薦めだそうだ。

確かに身体に入るものに添加物があってはならないことはよく理解できる。しかし、何でもかんでも全て[Non・ゼロ]に拘りすぎてもどうかと思ったが、黙ってその店主さんの拘りは聞いておいた。
最終的に決めるのは購入者であるのだから…。

「ノンカフェイン」は妊婦さんにとっては必須だろうが、妊婦でありながら珈琲を飲んだり、煙草を吸ったりする人も街のなかで見かける。
それには、その妊婦さんそれぞれの考えで嗜んでいるだろうし、赤ちゃんに何かあっても他人のわたしが助けられることはないし、口出しをするつもりもない。

カフェインは毒とみなされることが多いようだが、身体に有用な成分のひとつであることには変わりないし、過剰に取らなければいいはずである。
ストレスも同じく必要なものである。
どんなものでも少なすぎても多すぎてもダメだが、程々にどんな食品においても必要なものである。

つまり、血をさらさらにする成分がポリフェノールとカフェインが手をつないだ作用にあって、特に珈琲が一番有効ということが研究で報告されていることを知っているか、知らないかということである。

わたし達も「健康」はもちろん、食品の良し悪しまで調べながら選択しているくらいだが、店主のようによく調べもしないで、表面上の印象だけで述べられていることには困ったものである。
食品というのは、生産者や生産工程がよく見えることが大事であって、オーガニック食品だと謳っても生産工程が見えないことをいいことに偽物があったり、誇大広告に聞こえてしまうこともある。

食品表示法による表示は義務なので、表記するのは当たり前だが分かりにくいのも事実。
店主の責任というのは、表記するだけではなく、店に置く食品の生産工程を消費者に漏れなく[わかりやすく]伝えることなんじゃと思うのは間違ってますか???