週休3日制??
コロナ禍で『雇用』が悪化しているようだが、皆さんはいかがでしょうか?
ネットニュースをみていると、週休三日制などの対策を考える企業も見受けられているようだ。
わたしたちの親世代から遡ってみていると、働き方が変わってきたなぁと思う。
高度成長期の労働者は「モーレツ社員」と言われていた時代で日曜日しか休みがなかっただろう。
「週休二日制」は1965年に労働基準法で採用していたようだが、どこも日曜日しか休んでいないような家族も多かったような気がする。
土曜日は接待とかやらで留守にした父親に、子どもは学校とで家族らしい休日は本当に少なかった気がするが、徐々に隔週二日制となって、平成に入ると公務員も含めて週休二日制と拡がってきたものだが、同時に「終身雇用制度」や「年功序列制度」が少しずつ崩れてきた。
「成果主義賃金制度」として、業務進捗が見える「業務評価シート」ができたものである。
この評価でよくなかったおじさんは「窓際族」と呼ばれても致し方なかったものである。
大企業でも「フレックスタイム制度」が業務によっては使えない職場だったりすると、小さい子どもや介護を必要とする家族には働きにくく、非正規社員雇用となる理由ができてしまう。
また、バブル景気のなかでの「就職氷河期」「ブラック企業」「過労死」という言葉も…
最近では「パワハラ」「セクハラ」など「ハラスメント」と叫ばれて働きにくくなっていくような…
そして「サラリーマンは絶滅危惧種だ」と言われる昨今なのである。
そんなところに「40代強制定年が当たり前になる」ときて、コロナ禍で加速するとも…
これからは実力のある者しか残れなくなる社会になりつつあるように感じている。
そこに、2018年の「働き方改革法案」で、これからは自ら働き方を選ぶ時代に変わりつつある。
副業でもAIが進み、在宅ワークが当たり前で「ノマドワーカー」も増えて地方移住が簡単になっていくといったシナリオであるならば、都市に集中していた人口が地方に分散されていくと、地方過疎化の社会問題も解消されていくのかなぁと思う。
しかし、パソコンやスマホなどで必要な知識を一人で扱えなければ、いつまでも雇われ労働者でしかなくなるため「雇用」問題は続くだろう。
「雇用」と「提携」では意味が全然異なるし、英語をはじめ、プログラム言語を小学校から教育するといったことも最近なので、令和時代も雇われ労働者人口の方が多いだろう。
あと10数年しないと「雇用」というキーワードは死語にならないだろうなぁ。
物々交換という時代から物品交換、貨幣制度と変われば、経済活動に関わってきただけの人それぞれの身分の格差が拡がって決まっていくような歴史があるだけに、現代の雇用制度は労働者の保障とは言えど完璧なものではないように思う。
物々交換の時代が一番生きやすかったように思えるが、よく考えれば当時の一人ひとりがそれぞれの資本家であることに気が付くし、原点にかえってきたのかなぁと思う。
いろいろな意味で原点に立ち返る大事な時期だと考えれば、皆さんも頑張れますか???