WHOのパンデミック宣言
WHOが3月11日にパンデミック宣言した。
今頃になって、宣言するかなぁ…と思いつつ、世界的な脅威を轟かせているコロナウイルスの影響で、わたしたちにもいろいろな支障が起きているが、構えずに世界の動向をみながら進めようと思う。
しかし、国内の感染症の拡がり方や、デマなどによる人間行動の常識逸脱などなどのニュースを見るたびに違和感を感じている。
夏に東京オリンピック・パラリンピックの開催が迫っているためなのか、どうも政治的な圧力がかかって感染者の正確な数字が出ていないような気がする。
和歌山県や北海道のように「〇〇市で〇名が発症した、感染元が〇〇…」と細かく発表しているところもあれば、愛知県のように「〇〇地方で発症した」としか発表されないところもある。
都道府県ごとの発表のバラつきにも、違和感を覚えてしまうのだ。
元をいえば、厚生労働省や国が、かつてにあった感染症の対策をきちんと施してこなかったことが原因だが、世界で日本は一番、衛生・医療技術は進んでいながら、危機管理の体制は緩いし、見極めが遅いのが問題である。
10年前の中国や韓国は、日本より悪かった記憶があるが、今では日本の方が明らかに悪いし、福祉についてもどんどんと後れをとってしまっている。
どんな感染症であれど、感染源を早く突き止めて抑える医療体制があるか、ないかで拡がり方が変わるのに、厚生労働省ものんびりしすぎているんじゃないのかなぁと思うのは、わたしだけ?
更にいえば、マスクやトイレットペーパー、アルコール消毒などの買い占めや盗難、転売・高額販売は、ある意味で問題はあるのだが、事前に貯め置きをして来ない国民性にも…。
平成にたくさんの震災が起きたのに、各家庭での常備をしていないのも危機管理が足りなすぎと思うのですが…。
わたしたちは、阪神淡路大震災と東日本大震災が特に印象が強く残り、テントやトイレ、ガスポンべ、食料などを1週間分を常備している。
聴こえないだけに何があるかわからないし、助けてもらえないことは、震災現場で経験した仲間から聞いているだけに、賞味期限や常備用品のチェックを欠かさずに普段からの危機管理はもっているつもりだ。
自慢するつもりではないが、それくらいの危機管理をもっていないと近い将来に起きると言われている東南海大地震に耐えられないと思う。