Zoom

ある買い物の問い合わせに『Zoom』を使ってみたら、意外とマンツーマン指導にも使えるかなぁと思った。
そして、情報通信の進化には目を張るものだった。

『ポケベル』や『ガラケー』ともいわれた携帯電話は、iphoneなどの『スマホ』へと遷移してきた。
ポケベルでは暗号みたいに数字で読んでいたものが、25文字と短いショートメール、250文字メールと打てる文字が増えて、今では『LINE』のような会話ができるアプリまで出て…。
このような歴史を活動しながらみてきたからこそ、有難みもある。

よくよく考えると『ろう者』にとっても、便利になってきたのがこの頃だった。
FAXも1つの情報通信だが、公衆電話のように外で使えるところ、借りられるところが少なく、NTTからろう者団体に贈られる『お願い手帳』を貰っても、聴者を捕まえることも難しく、耳の代わりに伝えてもらうこともなかなか難しく苦労をしたものだ。
しかし、この30数年で、誰にも頼らず自分で相手の顔をみながらチャットできるまで進化するとは考えてもみなかったことだ。

便利になることはいいことだが、反面に愛情や思いやりを失っていく場面も少ながらずにあると感じている。
例えば、手料理のようなものがレンジや電気窯のような機械で美味しくできてしまうこと…。
毎日の味が機械では、何気なく寂しくなりませんか???
毎日ではなくとも、週3日は手づくりの料理を楽しむことも大事では?と。
何でも『原点に立ち返ってみる』ことは、必然的にあると感じるわたしでした。