ゆとりの本質
今冬は、暦のうえでの立春を過ぎても厳寒が続いている。厳寒というのも約20年ぶりとのこと。
積雪も多く、スリップ事故や雪崩などが起こっているようだが、皆さんはいかがでしょう?
ネットニュースを見ればみるほど、いろいろと考えてしまう。
お出かけ日和でも、出先の天気まで気にする人はどれだけいるのだろうかと考えたりする。
同じ県内でも、山が近いところや海が近いところでは、天気が違うことを気にしている人は少ない。
わたし達は、出先の天気やその1日の天気も併せて気にするし、約束をしている出先となれば、時間も併せて気にしながら、余裕をもって行動する。
細かいといえば、細かいかもしれないが、意外と近い場所で事故が起こったりするので、渋滞情報も欠かさないで調べている。
学校では、安全のために休校となることはあっても、会社はそれがなく自己判断で通勤となる。
まして、車通勤の場合、積雪や凍結でスリップして大怪我をしたら、会社は通勤災害補償を出すけど、遅刻したら昇給などの評価に響くことがある。
わたしは遅れても30分前には到着できる時間内で、普段から早めに出る習慣を身につけた性質だったが、道路も空いている時間帯でも、冬場の道路状況は日々異なるために怖い思いもなかったわけではない。
例えば、前日に積雪や長雨があれば、翌日は凍結でスリップしやすくなる。
それがわかれば、家を出る時間を更に15分早めて、スピードを落として運転していこうと…。
早く到着するぶんには何も問題がないので、そのように心掛けていた。
しかし、道路状況を考えずに同じ時間で家を出るひとに限って、遅刻したり事故を起こしている。
この場合の通勤災害補償は出すな!と考えてしまうのはわたしだけ???と。
他人は他人だからと暗黙に協働できる環境にジレンマもなかったわけではない。
リタイアメントした今だからこそ、他人を気にせずにゆとりもでているはずなのだが、逆に考えごとが増えてしまっている。
生きているから考えるんでしょうね。喜怒哀楽をともに人間だからこそ…。
ただ、人に迷惑をかけることはしたくないと思う。