ヒトと言葉のありかた
最近のドラマをいくつかを見ていると似たキーワードが出てくるが、皆さんはいかがでしょう?
わたしが気になるキーワードは『友達』である。
このキーワードに秘めた想いを考えてみようと思う。
コロナ禍のなかで錯綜する人間関係が、更に一人ひとりの生い立ちがあれば想いもそれぞれと異なることを考えれば、本当の『友達』というのは、皆、誰ひとりもいないような気がする。
ある程度の距離感を大事にして、仲良くいられる関係が『友達』なのかもしれないと…。
あまりに知りすぎた関係もよくないし、知らなすぎる関係も違うと思う。
人間関係というのは本当に複雑で難しいが、人は独りでは生きられないということは事実だろう。
そして、友達関係が男女関係や夫婦になったりするし、縺れると壊れるというのも事実だろう。
ただ、どの関係にしてもお互いの『会話』や『距離感(心の拠り所)』の繋がり方で変わるような気がする。
繋がりたくないと口々に言う人も少なからずにいるが、完全に人の関係を断っているとは思えない。それは、食欲がある限りに生きていれば断つことは不可能かと…。
ただ、関係1つが壊れても次に繋がるひとがいたら大丈夫だが、いない場合は危ないと思う。
更に障害者は、なかなか理解が得にくい環境のもとに置かれるだけに孤独感がある反面、メンタル的に鍛えられて強いほうだが、何らかのきっかけで自暴自棄になることもある。
そのときに限って、言葉のあやというものが特に相手を傷つけることが多く危険である。
励ましたつもりでも、言葉にしてはいけないこともあれば、誹謗中傷することで自分に何らかの形で還ってくることもあると言うことを考えながら、人間らしく生きなければいけないと…。