緊急車両の音って聞こえてないの⁈
買い物に出かけた時に、ヒヤリとした出来事が…
聴こえる運転手って、緊急車両の音は聞こえてないの⁈
救急車は命懸けで患者を搬送しているにも関わらず、どことなくスピードを落とさずに走る車やトラックが何台も通り抜けて行くのを目の前にしてヒヤリとした。
救急車も止まってくれない車の手前で立ちはだかり、交差点の真ん中で停車するのを待っていた。
1秒でも早く搬送したい救急車の前を、視野の広いトラックですら平然と通り抜けていくありさまに鳥肌が立ってしまったのだ。
たまたま『救急救命士のツイート』の記事がネットに挙がったのを目にして…
2000年と2020年の比較で現場到着所要時間が約3分、病院収容所要時間が約13分と時間がかかっているとのこと…前述の問題を裏付けるデータになっていた。
それだけ、道を譲るゆとりがないことにも驚きを隠せなかったのだ。
それに伴い、よくある事例で、ろう者への「責任転嫁」に腹が立ったことを思い出してしまった。
「ろう者(聞こえない)」=「危ない・交通事故が多い」とレッテルを貼られたことが多いが、確率としてはろう者の方が事故は少ないことも分かっている。
また、ニュースで取り上げられる交通事故では、聴こえる高齢者が多いこと、乗用車の遮音性が向上してサイレン音が聞こえにくくなったという指摘もあるが、目でしっかり周囲を捕捉できていれば事故率は下がるであろうし、聴こえづらくても目でも見てわかる回転灯に気付かないのはおかしいと考える。
その点、目でしか確認する手段のない「ろう者」は運転歴にもよるが、運転歴が長ければ長いほど注意力や危険予知能力が優れていると思う。
聴こえる高齢者の車に乗せてもらう機会があるが、年齢を重ねると耳が遠くなることに気付かないのか、窓を閉め切った車の中で、様々な音のボリュームが少しずつ強くなっていることで、サイレン音も気付きにくいように感じる。
それに目視も中途半端で、見たつもりになっているのか、見落としにヒヤリとすることが多い。
改めて、目より耳に頼る運転手ほど厄介なものと感じるのである。
スマホやカーナビ、テレビを見ながら運転している人もよく見かけるが、注意力が散漫になりハンドルがブレたりすることもわかっていながら止められない問題も事故を増長すると考える。
そのような問題をわかっていながら、意識を変えられない運転手には本当に免許証の返納を勧めたい。
相手を思いやることもできないような運転手は「あおり運転」をするか、されるかのどちらかに当てはまりかねないと思うのは、わたしだけなのだろうか???
車も時には凶器にもなるので「冷静な判断」と「思いやり」をもてないならば運転をやめてほしいし、
免許更新の講習で、新しい法律で細かな制限が増えたりすると気分が悪くなる。
その度に「聴力検査」より「目視検査」に重点に置け~って言いたくなるわたしである。