台風14号で思うこと
2022年の台風14号は、かつての伊勢湾台風クラスの大型のようでしたが、皆さんいかがでしたか?
被害に遭わられた地域の方々には、早い復興をお祈り致します。
さて、ある家族の親より聞いた『伊勢湾台風』の経験談を…
その親が小さい頃のこと、現在のような家屋ではなく木造の平屋で、雨戸が内側にひん曲がるほどの暴風で、雨戸を家族全員で押さえながら一夜を過ごしたような大変なご苦労があったと。
また、川沿いに近い家屋には舟を吊り上げて保存しているところもあったり、等々である。
このような災害史上最悪クラスの1つとして挙げられる『伊勢湾台風クラス』のニュースが流れると、その家族の話を思い出すのである。
生を受けてからのわたしにとっては『阪神・淡路大震災』や『東日本大震災』が大規模災害の印象がとても強いのだが、それ以上の被害が『伊勢湾台風』では起きていたとよく聞かされる。
『伊勢湾台風』を教訓にして『災害対策基本法』が成立したり、通常の台風での警報のうち『特別警報』基準も『伊勢湾台風』クラスを基にしているようだ。
つまり『伊勢湾台風』では想定している以上の甚大な被害があったことを意味することを、日本人のどのくらいの人が覚えていたり、知っていたりするのだろうかと考えながら、ネットニュースを見ている。
ところで、災害が起こるたびに、家族内では「人間は忘れっぽいなぁ」とよく言葉にする。
自分も忘れっぽいのだが、災害に関しては忘れないという信念がある!と自負している。
自力でできることは自分で備えて余計な行動をしないようにし、人様に迷惑をかけないと…。
些細なところでは外出を控えることも1つであるし、備蓄を揃えることもしている。
9月1日を『防災の日』としているのは「災害は忘れたころにやってくる・備えを怠らないように」との戒めが込められているからこそで、それ以上に「自分で命を守る」ことを考える日なのだと思う。
災害が起きると誰もがパニックに陥ってしまうが、冷静な判断ができれば助かる。と考えている。
そのためには「普段からの心掛け」が大事で、災害は予想外のことでなければ、ある程度の備えで足りるはずなのだ。
備えや心掛けが足りなかったりすると「命を取られてしまう」と感じている。
少し話題が脱線するが、災害の前後には不思議な現象を聞くことも。
例えば…
次の駅で降りるべきところを、前の駅で知らない人に邪魔されて降りたことで脱線事故を免れた。
電話で「今日は来るな」と言われて飛行機をキャンセルしたら、墜落事故に遭わず助かった。
というような話がある。
わたし達も似たような経験をしているのだが「不思議な力」というのは、多分「心掛け」が想う相手とマッチングしたときに働くのではと感じている。
1つは『感謝』の心で、口に出さずとも心で思うだけでもすごく変わると感じる。
タロットカードや占いなどの魔術紛いのものや新興宗教は信じないのだが「救い」や「幸運」は「自分を信じる心」と「相手を想う心(感謝)」からくるのだと考えている。
自動車の運転でも同じで、この2つがなければ交通事故に遭う確率はきっと上がると…。
ただ、「自分を信じる心」といっても慢心に繋がるような自信過剰では危ない。「相手を想う心」があれば、そのような自信過剰に陥ることなく安全運転ができるものとわたしは考える。
ちょっとした心の持ち方とキッカケ次第で、人も人生もきっと変わるであろうと考えているが、現代社会では「相手を想う心」が欠けているように感じているのは、わたしだけだろうか?